SAKURA PRESS

【メーカー直伝】水彩絵の具・アクリル絵の具の汚れの落とし方をご紹介

2022.04.06

特集

enoguotoshikata_1

お子さまには水彩絵の具でものびのびとお絵かきしてもらいたいものですが、気付いたらうっかり衣類が汚れてることはよくあります。そんな時どうすればその汚れが落とせるのか?それは絵の具の組成によって異なります。ここでは未就学、小・中学校のお子さまが使用する機会が多い、水彩絵の具、アクリル絵の具それぞれの落とし方や特徴をまとめてご紹介します。

絵の具の種類

suisaienogu_2

絵の具には、油絵具、水彩絵の具、アクリル絵の具などといった種類があります。このコラムで扱う水彩絵の具、アクリル絵の具は同じ絵の具でも組成が大きく異なっています。そのため、落とし方も異なる、ということを理解いただけるかと思います。

水彩絵の具の組成と特徴

未就学や小学生のお子さまにとって一番なじみのある絵の具は水彩の絵の具と言えそうです。

組成は、顔料(色の粒のようなもの)+水溶性の接着剤+湿潤剤+補助剤からなっています。

透明水彩と不透明水彩と半透明水彩と大別でき、主に小・中学校で使われているのは半透明水彩です。

半透明水彩は、多量の水で溶くと透明水彩のように描け、少ない水で溶くと不透明水彩のように描けるという特徴があります。

弊社の商品では「マット水彩」が半透明水彩に当たります。また、学校で使用することがあるポスターカラーは、不透明水彩に分類されます。

  • マット水彩についてもっと詳しく知りたい方はコチラ
  • 水彩絵具の組成・種類・特徴についてもっと詳しく知りたい方はコチラ

アクリル絵の具の組成と特徴

アクリル絵の具は中学校以上で使われることが多い絵の具です。アクリル絵の具には透明調のアクリルカラーと不透明なアクリルガシュの2種類あります。

中学校の美術の授業では、アクリル絵の具の中でもポスターカラーのように不透明なアクリルガッシュが使われることが多いです。

アクリル絵の具の組成は、顔料(色の粒のようなもの)+アクリル樹脂エマルション(木工用ボンドのようなもの)+補助剤からなっています。

アクリルガッシュは、アクリルカラーより樹脂量を減らして顔料(体質顔料:色のない顔料)を増やすことによって被覆力(下の色に影響を受けない)を高めた不透明な絵の具となります。

アクリル絵の具は乾燥が早く、接着力が強く、さまざまな素材に彩色でき、色数が豊富で油絵具にない鮮やかな色や蛍光色などもあります。
使用する上での注意点としては、乾燥後体積が減少すること、乾燥すると色が若干変わること、乾燥が早く、乾燥後は水に溶けなくなるため、修正が難しいこと、10度以下の環境での使用には適さないことが挙げられます。

  • アクリル絵具の組成・特徴についてもっと詳しく知りたい方はコチラ

衣類に付いた時の水彩絵の具、アクリル絵の具、それぞれの汚れの落とし方

一般的な水彩絵の具は下記の要領で落とすことができますが、色の濃さや色の付き具合等によっては完全に落とすことが難しい場合があります。

水彩絵の具の落とし方

suisaienogu_3

  1. 少し熱めのお湯(40-50℃)に汚れた部分をひたします。
  2. 汚れた部分にアルカリ石けんを付け、固めの歯ブラシでこすります。
  3. 1と2を繰り返し、最後に水ですすぎます。

アクリル絵の具の落とし方

前述した通り、一度水に溶かして乾燥させて後は水に溶けないという性質があるため、アクリル絵の具が衣類についてしまった場合、完全に落とすことは難しいです。特に、べったりと付いている場合や乾いた後は難しいですが、手順としては以下の通りです。

suisaienogu_4

  1. 少し熱めのお湯(40-50℃)に粉末洗剤を溶かします。
  2. 衣類をしばらく浸して、汚れた箇所のみをもみます。その際、汚れが広がらないように注意して下さい。
  3. 新しいお湯に酸素系漂白剤を入れて1時間ほどつけ置きして下さい。
  4. きれいな水ですすいで下さい。

上記が、身近にある洗濯洗剤を用いたアクリル絵の具の落とし方ですが、専用のクリーナーもございます。「スーパークリーナー」は、アクリル絵の具だけでなく、油絵具や版画インキ等様々な画材による衣服の汚れや筆やパレットの汚れを強力に落とすことができます。

※繊維を傷める可能性がありますので、目立たない場所で一度試してからお使い頂くか、繊細な衣類へのご使用はお控えください。

TOL521_1

  • スーパークリーナーの商品ページはコチラ
  • スーパークリーナーご紹介動画はコチラ

 

以上が、水彩絵の具、アクリル絵の具の落とし方です。傷めたくない大切な衣類は早めにクリーニングに出すことをおすすめします。

汚れが落としやすい絵の具「マット水彩マルチ」のご紹介

「マット水彩マルチ」とは、半透明水彩絵の具「マット水彩」に、汚れの落としやすさやペットボトルや牛乳パックといった「マット水彩」では難しかったつるつるとした塗面にも描ける機能を加えた絵の具です。(※プラスチックの長期保存作品には適しません)

MWM12PE_otoshikata

maruchi_otoshiyasui

従来のマット水彩より、衣類に付いた時に落としやすいだけでなく、パレットなどの道具に付いた汚れも落としやすいのが特徴です。

なるべく簡単に汚れを落としたい、という方には「マット水彩マルチ」もおすすめです!

  • マット水彩マルチご紹介動画はコチラ
  • マット水彩マルチの商品一覧はコチラ

絵の具汚れに関するよくある質問

Q:色によって落としやすさは変わりますか?

A:変わります。理由としては、顔料(色の粒のようなもの)の組成が違うからです。

Q:絵の具で汚れた衣類をクリーニングに出す際に気をつけることはありますか?

A:絵の具の種類を具体的に伝えると、その絵具の組成に合った落とし方をしてもらえると思います。

 

クレヨン・クレパスの汚れの落とし方はコチラでご紹介しています↓

craypas_yogore