SAKURA PRESS

【はじめてのお絵描き】いつから始める?どんな道具がふさわしい?

2023.02.10

特集

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子どもにお絵描きをさせてみたいけど、いつからできる?適した道具は?とお悩みの保護者の皆さまへ。小さなお子さまにも安心してお絵描きを楽しんでいただくためのお役立ち情報と、サクラクレパスのおすすめお絵描きアイテムをご紹介します

子どものお絵描きについて

お絵描きは、小さなお子さまでも出来る遊びのひとつ。手や指を使う力を養ったり、想像力や表現力を育んだりすることにも役立つので、子どもにお絵描きを楽しんでもらいたいと思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。その一方で、いつから、どんなふうに、何を使ってお絵描きをさせればいいの?という疑問も生まれがち。そこでこのページでは、そんな疑問を解消するヒントをご紹介します。

お絵描きはいつから始められる?

お絵描きはいつから始められるの?と気になる方も多いかも知れませんが、子どもが興味を示すようなら始める時期はいつでも問題ありません。強いて言えば、1歳ごろがひとつの目安。その理由として、筆記具をギュッと握れるようになることが挙げられます。ですが、「いつから」にあまりとらわれず、子どもに描きたい気持ちが芽生えた時が、お絵描きを始めるチャンスと考えると良いのではないでしょうか。

子どものお絵描きのステップ

子どものお絵描きは、成長に合わせてステップがあります。手が小さく筆圧も弱い1歳~3歳未満児は、点や線で思いのままに描くお絵描き。そして3歳〜6歳児なると、表現豊かに動物や人物などを色や形で表現できるようになります。

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そのため、お絵描きの道具は子どもの成長に合わせて選ぶのがおすすめです。握りやすさや描きやすさを配慮して道具を選ぶと、お絵描きがより楽しくなるでしょう。また、年齢が低いうちは道具を口に入れたりする可能性もあるため、安全性にも配慮が必要です。

子どものお絵描き道具の選び方について

子どもにとって、成長に応じた道具選びがお絵描きをより一層楽しむためのポイントになることは言うまでもありませんが、ここでは子どものはじめてのお絵描きのための道具選びについて解説します。びわこ学院大学 教育福祉学部 こども学科で幼児教育を研究されている中井清津子先生にいただいたコメントも参考にしてください。

選ぶ際のポイント「持ちやすさ」

子どもはまだ手が小さく、大人のように「持つ」「握る」ということが上手にできません。力のコントロールも不自由で、描く時に必要以上に強い力が入ったり、逆に弱い力しか入らないこともあります。そのため、お絵描きの道具は正しい握り方ができるもの、強い力がかかっても折れにくいものをおすすめします。

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【びわこ学院大学・中井先生コメント】
子どもは、一般的に1歳ごろからお絵描きに興味をもち始め、最初は描画材料を握りしめ、点や線のなぐり描きをするところから始まります。発達的にまだ手首があまり動かない時期なので、腕の振り動かしで点や線を描いていきます。このような時期に、折れにくい太軸だと安心して使わせることができます。

選ぶ際のポイント「安全性」

月齢が高くなるにつれ、身の回りにあるものを認識する能力も高まりますが、それでも幼児期の小さな子どもは何でも口に入れがちです。誤飲して喉に詰まらせる可能性は十分にあり得ます。また、正しい使い方がまだ分かっていないので、大人が思いもよらないような使い方をして怪我をしてしまう場合もあります。そのため、お絵描きの道具は安全性に十分に配慮した素材や形状のものを選ぶことが大切です。

【びわこ学院大学・中井先生コメント】
大人が予想しないことを起こすのが、小さな子どもです。すぐに口に入れて、舐めたりしながら、養育者の反応を観察しています。新しい描画材料・道具等を使わせるときには勿論、傍で見守り、使う方法を知らせる大人の存在が大切ですが、まず、選ぶ時点での安全性に配慮することが求められています。

選ぶ際のポイント「豊かな色彩」

幼児期の小さな子どもは鮮やかで発色の良い、視認性の高い色を好むと言われています。また筆圧が弱いため、淡い色合いだと紙に描いてもうまく着色しない場合があります。そのため、お絵描きの道具はハッキリと濃い色彩のものが適しています。しっかり描けるカラフルな色だと描いたものが分かりやすく、お絵描きの楽しさも一段とアップするでしょう。

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【びわこ学院大学・中井先生コメント】
子どもの色彩感覚は、日常生活の中で触れるもの、目にするものによって影響されます。カラフルな有彩色を使ってお絵描きすることは、子どもの色彩感覚を養う上でも有効です。「きりんは黄色でなければならない」という概念にこだわることなく、自由に描くことが表現する「喜び」につながります。

選ぶ際のポイント「使い方の多様さ」

「握って描く」「トントンと叩いて描く」「グッと押し付けて描く」など多様な使い方ができることは、子どもにとって楽しいことです。お絵描きをのびのびと自由に楽しむことが表現への喜びにつながるので、道具は幼児の手の大きさに応じた太さや長さを考慮し、子どもの感性のままに多様な使い方ができるものを選ぶと良いでしょう。

びわこ学院大学・中井先生コメント
子どもは、基本的な描画材料や用具の使い方を理解していますが、使っている間に自分なりの使い方を発見したりすることもあります。描画材料がもっている形状や特質から自由感が生まれ、多様な使い方が生まれることは、創造力を育てるうえでも大切なことです。

選ぶ際のポイント「経年劣化が少ない」

子どもの作品を記録に留め、残しておきたい保護者の思いとは裏腹に、描画材料によっては、年月が経つと色が変色したり、描いたものが見えなくなったりすることがあります。描いた時の状態でずっと長く保管したい場合は、変色が少なく、耐光性の高い素材が使われたものを選ぶのがおすすめです。

【びわこ学院大学・中井先生コメント】
子どもが成長した時に、自分が幼いころの作品を見るのは嬉しいことです。ただし、多くの作品は保管の状況にもよると思いますが、変色していることがあります。変色しにくい材料で描いた作品はいつまでも思い出として残り、成長を感じる大切なものとなります。

ご協力いただいた中井先生のご紹介

今回、子どものお絵描き道具の選び方についてコメントをいただいたのは、びわこ学院大学 教育福祉学部 子ども学科の中井清津子教授です。研究分野は幼児教育で、子どもの創造力や感性を育む造形教育にも深い理解と知識を持っておられます。

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サクラクレパスのおすすめお絵描きアイテム

子どものお絵描きはいつから?どんな道具で?といった保護者の方の疑問やお悩み。少しは解消できたでしょうか?ここからは、サクラクレパスの描画材料の中から、小さなお子さまのお絵描き向けに開発されたアイテムをご紹介します。その名も「手がよごれない はじめてのクーピーペンシル10色」です。3歳未満の小さなお子さまはもちろん、ご家族にも嬉しい特徴が詰まっています!

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小さなお子さま向けの工夫がいっぱい

「手がよごれない はじめてのクーピーペンシル10色」は、はじめてお絵描きをするお子さまでも楽しく安全に使えるように...という工夫がされています。

持ちやすい&折れにくい三角太軸

「手がよごれない はじめてのクーピーペンシル」は、子どもの小さな手と不自由な力加減を考慮した形状。短くて握りやすい三角太軸を採用しています。三角なので自然と正しい持ち方になりやすく、描き終えた後にポンと机の上に置いてもコロコロと転がっていくことがありません。また、太軸なので強い力でトントン叩きつけるように描いても折れにくいという特徴があります。

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幼児期のお絵描きに適した色と素材

小さな子どもが楽しくお絵描きできるよう、色のセレクトにもこだわりがあります。10色セットになっており、そのうちの9色は子どもが好むとされる鮮やかな色。そしてもう1色は、子どもが認識しやすく、よく使う色のひとつである黒色です。カラフルな9色としっかり描ける黒色で、はじめてのお絵描きを楽しくサポートします。また、顔料を使用しているので、描いた時の色彩を長く保つことが可能。子どもの絵を長期保管したい場合に向いています。

※長時間直射日光にあたる等、作品の保存環境によっては変色や色褪せする可能性があります。

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APマーク取得の安全性

お子さまにとってのはじめてのお絵描き道具として、安心してお選びいいただけるよう、原材料は安全性に配慮したものを使用しており、APマークを取得しています。APマークは、ACMI(米国画材・工芸材料協会)により定められた評価基準に適合した、人体に対して害のない製品に付与されるマークです。

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保護者の方のお困りにも配慮して開発

自由にお絵描きを楽しんで欲しいと思う反面、子どもであるがゆえに避けられないお困り...。それが、お絵描きによって発生する汚れです。お子さまを持つ保護者の方を対象にした「幼児にお絵描きさせる際に困ること」のアンケートでは、「部屋が汚れる」「手や服が汚れる」といった、汚れに関する内容に多くの回答が集まりました。また、その回答は4〜7歳よりも0〜3歳の幼児の場合が顕著で、低年齢の幼児のお絵描きでは「汚れ」が課題であることがわかります。

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そこで「手がよごれない はじめてのクーピーペンシル」は、保護者の方が気になる汚れに着目。軸全体が芯であるにも関わらず、手に持ってもベタつかないという特徴があり、塗りカスもわずかしか出ません。そのため、手や服に汚れがつきにくいばかりか、塗りカスがあちこちに広がって部屋を汚す心配も軽減できます。

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2歳児が使ってみました♪体験レポート

「手がよごれない はじめてのクーピーペンシル」を、実際に小さなお子さまが使うとどうなのか、お絵描きをしながら体感してもらいました。試してくれたのは2歳のAくん。1歳頃から、お兄ちゃんの真似をしてお絵描きを楽しんでいるそうですが、この製品の使ってみた感想をお母さんにレポートしていただきました。

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お母さんコメント

特に教えた訳でもないのですが、三角形の軸が持ちやすいのか、しっかりギュッと握ってお絵描きできました。お絵描きと言っても、力いっぱい描きなぐるような感じなので、お兄ちゃんが使っている標準サイズのクーピーペンシルだと折れそうでヒヤヒヤするのですが、これだと折れる心配はなさそうです。最近は、少しずつですが、線をつないで丸なども描けるようになってきたのですが、こんなふうにしっかり握れると、自分が思う方向に線を引きやすいのかも知れませんね。それに、思うように描けなくてもクーピーペンシルなら消しゴムで消せますし、子どもが納得するまでチャレンジさせられますね。

親目線で言うと、クレヨン・クレパスのように色が付着しないのが助かります。塗ったところを触ると色がつく、ということが分かっていないので、いつの間にか手も服もクレヨン・クレパスまみれ...ということはよくありますが、クーピーペンシルはそれがないので、掃除や洗濯の手間が省けて有難いです。

汚れを気にせず使えるシリーズのご紹介

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※「クーピー」「COUPY」「クーピーペンシル」「COUPY-PENCIL」はサクラクレパスの登録商標です。

その他のお絵描き関連アイテムも充実!

子どもにとって、お絵描きは楽しい遊びのひとつ。ですが、保護者の方にとっては、お絵描き道具の片付けや収納、描いた作品の保管など、どうにかしたいお困りやご要望があるのではないでしょうか。実は、サクラクレパスにはお絵描きに関連する便利なアイテムがいくつもあります!もし気になるものがあれば、活用してみてくださいね。

お絵描きの後のお片付けの習慣を身につけさせたい!

お絵描きに限らず、遊んだ後のお片付けは、小さいうちに身につけさせたいですよね。そこでおすすめなのが「おかたづけボックス」。お絵描きに使う道具がひとまとめにでき、付属の仕切りボックスを上手く使えば、種類ごとに道具を整理整頓するのも楽々。お絵描きを始める時に「あれがない!これがない!」と探し回らずに済みます。また、お絵描き道具のイラストが描かれたアイテムシールがついているので、文字の読めない小さなお子さまでも直感的にお片付けできます。

外出先にもスマートにお絵描き道具を携帯できるといいのに...

お出かけした先で子どもが退屈しないように、とお絵描き道具を持って外出したものの、いざ使おうとしたら、バッグの中で迷子になって見つからない...なんて経験のある保護者の方は多いはず。ですが、「お気に入りバッグ」があれば、紙も筆記具もひとまとめにして持ち運べ、必要な時に必要な道具がすぐ見つかります。さらに、お絵描き道具のイラストが描かれたアイテムシールがついており、子どもが自分で持ち物の準備や整理をするのにも役立ちます。

子どもが描いた絵を思い出として保管しておきたい!

子どもが描いた絵は成長の証。できれば想い出として残しておきたいものですが、収納や保管の方法に困る....。そんな保護者の皆さまの声を元に開発したのが「作品思い出ボックス」です。たくさん溜まってしまった作品もスッキリ収納して、キレイに保管でき、後から見直したり、整理し直したりもスムーズにできます。

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