SAKURA PRESS
【アイデア満載♪】紙粘土工作に使えるアイデアときれいに仕上げるコツをご紹介!
幼児期から小学校にかけて造形活動でよく使われている紙粘土。自由に形を作って乾いたら絵の具で着彩する、という一般的な使い方だけでなく、夏休みの工作にも役立つアイデアやきれいに仕上げるコツ・紙粘土の特長までご紹介します。
紙粘土とは?
パルプを使用し、水や炭酸カルシウムや糊を混ぜ合わせて作られた粘土のことを一般的に紙粘土といいます。メーカーによりその組成や配合はそれぞれ異なります。
紙粘土の種類
紙粘土には、大まかに分けて「紙粘土」と「軽量紙粘土」の2種類があります。
この2つの大きな違いは名前からわかるとおり、その重さです。軽量紙粘土は、軽量でない紙粘土と比較して軽いという特長があるので、壁に掛ける作品や吊って飾るモビール作品を作るのに向いています。
軽量でない紙粘土は、乾いても重さがあるのが特長なので、置物やペン立てといったある程度重さがある方が安定する作品作りに向いてます。
本コラムでは、「軽量紙粘土」を使ってアイデアを紹介していきます。
紙粘土の特徴、扱い方、コツ、使用期限などについて
特長
油粘土が乾燥しないのに対し、紙粘土は乾くと固まることが主な特徴です。乾くと固まるので、展示作品を作るのに向いています。
注意点
紙粘土は乾燥すると固まる、という性質があるため、使うときは使う分だけを袋から出して使いましょう。使わない紙粘土は密閉性のある袋に入れておくなどして乾燥から守りましょう。
コツ
- 製作中に少し乾いてきたと感じたら、少量の水を混ぜることでやわらかさが復活します。
- 使う前にこねることでよりのびがよく、引っ付けた際にひび割れもしにくくなります。
芯材の使用
大きめの作品を作る時は芯材を使いましょう。そうすることで、紙粘土を節約することもでき、強度や安定感のある作品を作ることができます。
芯材は、牛乳パック、ペットボトル、ビン、缶、段ボール、プラスチック、発泡スチロール、針金、木材、厚紙など身近にあるものが使用できます。針金等ツルツルとした面があるものを芯材とする場合、麻ひも等を巻くことでより紙粘土を接着しやすくなります。
ヒビが入ったり、しわができた場合
製作中にひびが入ったり、しわができてきた場合、水を付けた指でこするとひびやしわを軽減させることができます。乾燥した後にひびが目立つ場合は、そのひびを紙粘土で埋めるように使うこともできます。
乾いた紙粘土同士の接着
乾いた紙粘土同士を接着する際は、接着剤を使って引っ付けることができます。
接着は、サクラクレパスの商品では、「クラフト小町」や「ボンドタッチ」が向いています。
使用期限
封を開けた粘土は密封して保存してください。また開封後はなるべく早く使い切りましょう。
開封前でも購入から半年程度を目安に使い切りましょう。
着彩について
着彩の前に…
紙粘土をしっかりと乾燥させることで絵の具を塗った際により美しく仕上がります。風通しのよい場所で乾かすようにしましょう。
本コラムで紹介する「きまるねんど」の乾燥時間は、着彩に耐えうる程度に表面を乾燥させるには約24時間程度置いてください。(※絵の具にどれだけ水を含ませたかによっても乾燥時間は変わってきますので、あくまで目安としてください。)大きさにもよりますが、本体を中まで乾燥させるには、4日程度を目安としてください。
着彩方法
紙粘土の着彩には、一般的によく知られている乾いてから絵の具を塗る、という方法だけでなく、粘土に直接絵の具を練り込む方法などもあります。
一般的な方法の完成後の着彩には、水彩絵の具、アクリルガッシュ、ポスターカラー、スプレーなどが使用できます。
その他の着彩方法
- 絵の具を直接紙粘土に混ぜて着彩することもできます。加える絵の具の量で色の濃さを調整できます。
- 混ぜて着彩した紙粘土数種類をさらに混ぜて、マーブル模様の紙粘土を作ることもできます。
- カラーサインペンで直接紙粘土に付けて練り込み、色付けすることもできます。
ニスについて
ニスをぬることで、キズや汚れを防ぐことができます。またニスの種類によりますが、光沢のある作品に仕上がります。
紙粘土工作アイデア
- 型あそび
身近なもので型を取って遊ぶことができます。
ペンのキャップ、はさみ、フォーク、クリップやクッキー用の型などで型を取って楽しんでみましょう。
また、手形を取って乾かし着彩することで子どもの成長を感じる記念品を作ることもできます。
- 異素材との組み合わせ
クリップ、おはじき、ボタン、爪楊枝、モールなど、色んな素材を差し込んだり、埋め込んだり、くっつけたりすることでできます。
また、前述した通り、色んな素材の芯材を使うことで幅広い表現が可能です。
- 水を混ぜてクリームを作る。
ポリ袋に水とちぎった紙粘土を入れ、袋の上から揉むことで紙粘土のクリームを作ることができます。
絞り出しに絞り袋を使うとポリ袋より強度があり、絞り出しやすいでしょう。
本格的な紙粘土ケーキを作ってみるもの楽しいでしょう。
「きまるねんど」のご紹介
このコラムで使った紙粘土「きまるねんど」は、
- 垂れにくいから、つくりたい形にしっかりきまる!
- よ~く伸びて、滑らかな触り心地
- 乾いても弾力があるので、壊れにくい
- 粘土同士も芯材にもよく引っ付く
- 絵の具を塗っても、混ぜてもきれいに仕上がる
という特長がある、サクラクレパスの新商品です。残った粘土を保管できる便利な保存袋付きです。
本コラムで紹介した内容は下記動画でもご覧いただけます!
※本コラムで言及する紙粘土の特徴は「きまるねんど」の特徴に準じております。