SAKURA PRESS

大人も楽しめる!クレパス®を使った絵の描き方

2023.03.31

特集

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TikTokやInstagramで200万回以上再生されて話題を集めている、momoさん(@pantoart)の描くパンのイラスト。芳ばしい香りや味まで伝わってきそうなほど、とってもおいしそうです!今回はmomoさんに大人も楽しめるクレパス®を使った絵の描き方をお伺いしました。まずはmomoさんがクレパス®で描いた人気動画をご覧ください。

@pantotart @rmayomayomayo への返信 水彩よりクレパスの方がイメージ近いかな #oilpastel #クレパス #ジブリ飯 #eggtoast ? PAKU-asmi - ローカルカンピオーネ

大人用のクレパス®「クレパス® スペシャリスト」で絵を描いてみよう

momoさんがこの動画で使用されているのが、「クレパス®」のプロフェッショナル版の「クレパス® スペシャリスト」です。「クレパス® スペシャリスト」とは、高級顔料を使用した、発色、耐光性に優れた専門家用クレパス®。均一性、着色性に優れているのも特徴です。「私がクレパス® スペシャリストを初めて知ったのが85色[88本入]の商品だったので、なんといっても色の豊富さに心惹かれました」と、momoさん。色数が多いと描きたいイメージに近い絶妙なニュアンスの色が見つかるから、迷わず直感的にどんどんと描きすすめていけるそう。「クレパス®というと子ども向けのイメージがありましたが、85色[88本入]は木箱に入っていて高級感があってその点も気に入りました。プロ仕様の高級顔料を使用しているので長く美しいまま作品を保存できるのもいいですね。まさに大人も楽しめるクレパス®、という感じがします」。

そんな「クレパス® スペシャリスト」を使用してmomoさんが今回描き下ろしてくださったのが、こちら!

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<<動画:クレパス® スペシャリストで「サンドイッチタワー」を描こう編>>

クレパス® スペシャリストは色数が豊富なため、こんなにも凝った表現ができるんですね。momoさんに描き方のポイントを教えてもらいました。

momoさん直伝!サンドイッチタワーの絵をおいしそうに描く方法

パンの塗り方

「パンを描くときはべったり塗り込まず、下の画用紙の色を少し残すように描くとパンの気泡を表現できますよ。少し空気を入れる感じでサクっと塗るのがポイント」

卵の描き方

「クレパス® スペシャリストなら、黄色だけでも6色くらいあるので、同じ卵でも場所別に明るいところと暗いところで異なる黄色を使い分けて陰影をつけることで立体感とふわふわ感を表現できます」

画用紙の選び方

「クレパス®は発色がよいので、モチーフに合わせて色画用紙を使ってみるのもおすすめです。今回のように明るい色のモチーフ場合は暗めの色画用紙に描いても映えますよ」

おなじみの「クレパス®太巻」は、混色で表現の幅が広がる!

手軽にクレパス®で絵を描くことをはじめてみたい人には、おなじみの「クレパス®太巻」もおすすめ。このスタンダードなクレパス®でも、工夫次第で多彩な表現ができるんです!そのためにマスターしたいのが「混色」です。そう。実は、クレパス®は異なる色同士を混色することで好きな色を作ることができるのです。momoさんが動画で「クレパス®太巻16色」を使用した混色を披露してくれました。

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<<動画:クレパス®の混色① この虹を30 秒でパステルカラーにできるかな?編>>

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<<動画:クレパス®の混色? クレパス®ふとまき16 色からの256 色を作ってみよう!編>>

↓混色表は以下からDLして頂けます。↓

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 momoさんに混色のコツを伝授してもらいました。

momoさん直伝!新しい色を作るクレパス®混色のコツ

クレパス®の白を使ってパステルカラーを作る

「ベースとなる色をまず塗ってから、白を上から塗ります。絵の具と同じで白の量によって色味が変わってきますので、様子を見ながら徐々に塗っていきましょう。一度白を使用した後は、クレパス®をキッチンペーパーなどでぬぐうと◎。この作業をしないといろいろな色が混ざってしまうので注意です」

混色する際にポロポロした塗りくずが出たときは……

「塗っているとポロポロとした“塗りくず”のようなモノが出てきて気になる方もいるかもしれません。ですが、理想の色になるまでは払わずに塗り込んでいきましょう。次第になめらかになってきます。理想の色ができあがったときに“塗りくず”が気になったときは、ねり消しに押しつけると、きれいに取れやすいですよ」

理想の色を作るには

「例えば赤と白を混ぜて作るピンク色でも、赤をベースに上から白を塗ると、白の色味が強く出て優しい印象のピンクに。白をベースに上から赤を塗ると、赤の色味が強く出てビビッドな印象のピンクに仕上がります。別の紙に試し描きで塗る順番や割合を試してから、モチーフに挑戦してみる方が確実ですね」

なかなか理想の色にたどり着けない、という方に朗報!momoさんが混色表を作ってくださいました。混色表を見ながら、クレパス®太巻でいろいろな色づくりを楽しんでみてくださいね。

おすすめの紙

「メモ用紙やコピー用紙よりも、分厚く凸凹がある画用紙や水彩紙の方が色が載りやすく、塗りやすいのでおすすめです。さらに下に別の紙を敷いて描くと塗りやすさがアップします」

これらの混色を駆使して、momoさんがクレパス®太巻で仕上げた作品がこちらです!

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<<動画:クレパス®太巻16色で「フルーツサンド」を描こう編>>

16色だけを使って描いたとは思えない色づかいのフルーツサンドはお見事!色とりどりで思わずほおばってみたくなりますよね。

momoさんに描き方のポイントを教えてもらいました。

momoさん直伝!16色のクレパス®でフルーツサンドの絵をおいしそうに描く方法

事前にシミュレーション

「いきなり描きはじめるのではなく、どこにどんな色を作ろうか、塗る順番などもシュミレーションしてからの方がスムーズに描けると思います。もちろん、仕上がりを気にせずに実験しながら描くのも楽しいです」

細かな描写が難しいときには……

「クレパス®で細かい描写がしにくい場合は、割り切って色鉛筆や鉛筆で描いてもOK!今回の動画でも、キウイの種は色鉛筆で描いていますよ」

大人も、もう一度クレパス®で絵を描くことをはじめてみよう!

自分で色を作る手間なく多彩な色を使った表現にトライできるクレパス® スペシャリスト。一方、ベーシックな色同士を混色することで新たな色を生み出すことを楽しめるクレパス®太巻。どちらを使っても感じられるクレパス®ならではの魅力をmomoさんが教えてくれました。

「クレパス®って、童心に戻れるんですよね。幼い頃に使っていたということもありますし、描いているときにしっかりとした感覚があって“土遊び”のような感覚に癒やされるからだと思います」。

さらに、忙しい大人にこそクレパス®は合っているとmomoさんは言います。

「水彩絵の具などに比べて、準備や後片付けに時間がかからないですよね。クレパス®と画用紙さえあれば、思い立ったときに描きはじめられる。それに私はクレパス®の場合、下書きなしでどんどん描きすすめるのが好きなんです。ちょっと形がゆがんでもそれが味になったりするから、ストレスにならないんですよ。日々忙しくすごしている大人の方にこそ、隙間時間を見つけて楽しんでほしいなと思います」。春休み、お子さまが園や学校から持ち帰ったクレパス®を借りてチャレンジしてみるのもよし。大人っぽいクレパス® スペシャリストでたくさんの色をそろえてみるのもよし。この春、クレパス®で絵を描くことを楽しんで心に花を咲かせてみませんか。

momoさんのプロフィール

イラストレーター/デザイナー 京都教育大学美術科教育卒

子育てと妊娠期のトラブルで動けなくなった時、癒しを求めるように子どもの頃から好きだった水彩画を描き始める。

主にパンとタルトなど自分の食べたおいしいものを描き、育児と仕事の合間にSNSで発信していたところ仕事の依頼が舞い込むようになり、 企画やデザインの仕事と共に、書籍の挿絵やグッズ、商品パッケージなどのイラストを描いている。絵を夢中で描くことで心が落ち着き救われた経験を活かし、 現在はたくさんの方に楽しんでもらえる水彩画やクレパス®画のレッスンをオンラインで実施中。

パンやタルトの水彩イラストを中心に作品公開をしているInstagramはフォロワー数約1.9万人、毎月趣味で壁紙配信をしているLINEはお友だち約2万人と大人気!

momoさんの水彩とクレパス®の講座
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