SAKURA PRESS

「大人の塗り絵 ポイントとコツ」クレパス編

2019.10.10

特集

クレパスでチャレンジ

クレパスは、色鮮やかな発色と、独特のしっとりとした質感、落ち着いた美しいマット調の画面に仕上がるのが、大きな魅力です。厚塗りをすることによって、重厚感のある油絵のような表現が可能です。重ね塗りを繰り返すことによって、色鮮やかで深みのある色合いを作り出すことができます。また、持ち方を変えれば線も、面も簡単に描くことができます。

レッスン動画

この「日傘をさす女性(左向き)」も油絵具で描かれた作品です。モネの素早い手の動きが多彩な光の効果を、大胆なタッチでとらえています。吹き抜ける風にゆらぐ草むらも、女性の白いドレスも、背後に広がる空も、ひとつとして静止しているものはなく、画面全体は軽やかなタッチで描き出しています。 クレパスは油絵風に描くのが得意な描画材料です。クレパスの色鮮やかな発色を生かして多彩な光の効果を表現したり、クレパスを素早く画面に走らせて勢いのあるタッチで描いてみましょう。また、風にゆらぐ草むらは「ふきとり技法」と「スクラッチ技法」を、白いドレスは「もりあげ技法」を、空はエクステンダーを使って表現してみましょう。

使用画材 クレパススペシャリスト88色

スクラッチ技法
スクラッチ技法とは、あらかじめ下塗りした色の上に違う色を塗り重ね、その後、上の色を引っかいて削り取り、下の層の色を出す技法です。画面上に細かな線画のような表現を加えることができます。
ふきとり技法
ふきとり技法とは、クレパスを揮発油で拭き取る技法です。この技法により、グラデーションや、やわらかくぼかした水彩画のような表現が可能になります。
もりあげ技法
パレットの上でこすって柔らかくしたクレパスを、指先で画面に直接塗りつけていくのが、もりあげ技法です。この技法では、油絵のような厚塗りやタッチを強調した表現が可能です。

クレパスでの塗り絵に適した商品

TAG
#大人の塗り絵
#描く・楽しむ
#クレパス