MY STYLE, MY PIGMA 01

デザインにピグマ

文具ソムリエール
菅 未里

文具販売・仕入れ担当を経て、文具の専門家として独立。国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。

わかりやすく、
文具の魅力を伝えたい。
ただし、誰も傷つけずに。

メディアを通して文具の魅力を伝えたり、新しい商品や売場づくりをプロデュースする菅さん。多方面にマニアックな知識を提供しているのかと思いきや、その目は文具に興味がない人たちに向いていました。
「文具マニアというよりも、一般の方が文具売り場に行くきっかけをつくることが、私の役目だと思っています」
だからこそ、人々が何気なく目にするテレビや雑誌などで発信することも大事にしていると菅さんは言います。
「今の文具って、さまざまな要望に応えられるものが増えていて、おもしろいんです。そのことを知ってもらうために、メディアでも売り場でもわかりやすく発信することを心がけています」
発信する上で大切にしているのは、誰も傷つけないこと。特に、「女子っぽい」、「彼氏から彼女に」、「主婦に」といった、古典的なジェンダー観の押しつけになる表現については細心の注意を払うそう。
「誰かが不快な思いをしたり傷ついてしまう可能性があるので、メディア出演時の台本や、商品監修時のプレスリリースにいたるまで必ずチェックしています」

筆記具は、手にしたときの
気持ちや持った姿も大切。

菅さんは、文具の情報を発信するだけでなく、文具の商品開発やデザインにも多く携わります。自分がほしいと思うものだけを提案することにこだわり、
「実用性はもちろんですが、手にしたときに気持ちが高揚するか、持った姿が素敵かどうかも重視します」
そんな文具をデザインするときに使うのが、ピグマなのだそう。
「ピグマを上から見たときのデザインが好きなんです。ペンの上部がキラッとしたゴールドで囲われているのがいいなって」
菅さんならではの感性に合うことはもちろん、機能性も高く評価しています。
「まず、描いた線が見やすく、主張しすぎない。描いた後に色を塗ってもにじまないのもいいですね。そして、描き心地がスムーズで気持ちいいから、ストレスなく作業ができます」
デザインする際は「この人に使ってほしい」と特定の人をイメージしてつくることも多いそう。ひとつひとつ思いを込めた商品だからこそ、使う人の心を掴むのかもしれません。

紙とペンから生まれる
アイデア。

デザイン作業以外でも、菅さんの日々の仕事には文具は欠かせないものだと言います。
「さまざまなジャンルの仕事をこなしているので、頭の中を整理するためにもToDoリストは手帳に書きます。ひとつの仕事でも細分化していって、終わったタスクに×印をつけていくと気持ちよくて」
アイデアのストックはノートに書き留めることが多く、お風呂の中にも持ち込むそう。
「リラックスしているからか、お風呂の中はアイデアが生まれやすいんです。耐水タイプの文具を持ち込みますが、ふやけても気にしません。自分だけが見るものですから」
菅さんのアイデアは、最も身近な文具である紙とペンから生まれているようです。

菅 未里さんのピグマは……

「ピグマ005/01/02/03/05」

デザインの外枠を描くときなどに「01」を普段使いしているという菅さん。外枠の中に描く柄によってその他の細さを使い分けているそう。「値段も手頃なので、10本は持っていると思います。そのうち6本は、デザインに必要な紙や小物などをまとめた“ワーカーズボックス”に常に入れていて、思い立ったらすぐデザインできるようにしています」

Impression for PIGMA HOLDER

「手元に持つ筆記具は、まるでネイルのように自分の視界に入るため、アクセサリーの一部でもあると思っています。このホルダーを付けると、重厚感が出てかっこよくなるので、手元のアクセサリーとしても気分も上がりますね」