生活感のあるポイントは普段最も見慣れている人間の動きです。それを絵の中で自然体で表現する事は大変難しかったと思います。そんな中で石田さんの今回の作品の肩からアイロンを持つ手にかけての力のかかり具合は上手く描けました。特に右肩への神経の使い方は心地良いです。人物が生きて生活しているという当たり前の美しさを感じさせれたことは、人物画の大切な基本となることでしょう。（弓手研平）