作品詳細

タイトル
うごめく
作者名
森川 絹子
使用画材
顔彩

何層にも重ねてきた下の絵が下地としうまく生きてきたことで、効果的なマチエールになりました。全て苦労しました。

下に隠された絵が器の形を借りずに水を受けとめ、その水の形が有機的な生命力を感じさせる表情に繋がりました。器の中の水は器という人工的な型にはまってしまいがちですが、そこから解放出来ていることが魅力です。中央の滝のように重力に従って流れる水のような線がピタリと着地が決まったように心地良いです。(弓手研平)