作品詳細

タイトル
雨の日
作者名
斉藤 忠臣
使用画材
アクリル

全体の色彩が気に入っています。人物を雨の中にどのくらい溶け込ましていくかの兼ね合いが苦労しました。

「雨に霞む」物事は、日本人にとって独特の感性を刺激するものがあると思います。今回の斉藤さんの人物の霞みは、フォルムを溶け込ましつつ存在感を保ち、心地良い余韻があります。下の水溜りにハイライトが当たっている構成も観る側を雨の向こうへ引き込む導線としてよく効いています。(弓手研平)