作品詳細

タイトル
梵天像
作者名
伊藤 忠
使用画材
油彩、テンペラ

闇に溶け込む光背の静けさが気に入っている所でもあり、苦労した所でもあります。

暗部より浮かび上がる様に輝く白さを持った梵天御顔。油彩の重層により表されたその見えない空間の奥行き故に、その存在感が強く心を打ちます。また左右に配色された朱と緑は効果的に画面を引きしめています。(市川伸彦)