色合いが気に入っています。菩薩の口元や表情が苦労しました。
もともとは全身に金箔をほどこした華美な菩薩像が、箔が落ち塑造の地肌が現れることにより、変って荘厳さが感じられます。その硬質ながら塑造のソフトさをもつ輝きを美事に捉え描き出した作品です。錆朱のバックに菩薩の御姿が浮かび上がっています。(市川伸彦)
色合いが気に入っています。菩薩の口元や表情が苦労しました。
もともとは全身に金箔をほどこした華美な菩薩像が、箔が落ち塑造の地肌が現れることにより、変って荘厳さが感じられます。その硬質ながら塑造のソフトさをもつ輝きを美事に捉え描き出した作品です。錆朱のバックに菩薩の御姿が浮かび上がっています。(市川伸彦)